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トラム

トラムがやってきた!

2007年末にドイツのAspen Modelに注文していた、KSW Stuttgart Triebwagenが届きました。一ヶ月かかりませんでした。

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こんな木の箱に入ってきました。普通は非動力車とのセットですが、私は動力車一両だけ買いました。

二軸のシンプルな構造です。ギアはプラですが、他は金属製。重量は24.3gと大きさのわりにはあります。(メルクリンのレールバスは18.8g。)集電はメルクリンと同様に車輪内側に集電板を当てています。そこから100Ωの抵抗を介してモーターにつないでいます。フライホイール付きです。

モーターのメーカー名や型番を見たいと思いましたが、隠れていて一部しかわかりませんでした。ご覧のようにかなりスリムなモーターです。

屋根の集電ポールはダミーです。この集電ポールが木箱の中ではくるっと曲げられていて、手で伸ばしました。その時に黒い塗装がちょっと剥げました。

走りが!???

早速走らせてみたのですが、ちょっと難ありという状態です。

・指で押してやらないと走り出さない。
・モーターが暖まると安定するが、最初はぎくしゃく。
・6.5V以上かけないと安定して走らない。換算速度で80km/h以上のスピードになる。これより低速は効かない。

PWMのSnail Speed Controlerでも試してみましたが、やはり換算速度70km/hくらいが限度で低速が効きません。ゆっくり止めて、ゆっくり発進、と言うことができません。何より指で押してやらないと動き出さない。

慣らし運転で改善されるかとやってますが、あまり変わらないようです。こんな設計というわけはないので、Aspenに問い合わせしてますが、まだ返事はありません。

ミニミニセクション

このトラム、大きさとしてはピクニックモジュールにピッタリですが、ピクニックモジュールは田園風景的なのがちょっと。やはり街の石畳の上を走らせたい。でもそんなレイアウトを作るのはすぐには無理なので、とりあえずこんなミニミニセクションを作ってみました。

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110mmのメルクリンのレールを斜めに置いて、レール面と合うように周りの地面をかさ上げし、敷石積石パターン生成ソフトで作った石畳(インクジェットプリンタで普通紙に印刷しただけ)を貼り付けました。柵はKATOのN用。木と街灯は、JTTのもの。クルマはLimizedとMZZだったかと思います。

モーター換装

低速が効かず、押してやらないとスタートしないという問題をなんとかしたいと、モーターを取り外して調べてみました。

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モーターは金属のハウジングにはめ込まれているだけ(かなりきつく)なので、簡単に取り外せました。Faulhaberのモーターですね。
取り外して無負荷(100Ωの抵抗はつけた状態)で回してみると、ちゃんと3Vくらいから回ります。モーター自体ではなく車輪へ回転を伝えていく機構のどこかが具合が悪いようです。

…とやっているときにふと目にとまったのが、Tipsの「手回し発電機でGO! 」で紹介したXコプターのモーター。軽いものとはいえ空中に浮かせるだけのパワーがあるのだからひょっとしたら…と、外して比べてみると外径がちょうど同じです。赤いウォームギアをFaulhaberのモータから外して、Xコプターのモーターに取り付け(軸径が違うのでアルミパイプやセロハンテープで調整)てやってみました。
車輪にあてる集電板は簡単な構造なので、リン青銅板を切って作りました。

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そしたら、ちゃんと走りました!

いろいろやってみてわかったことは、ハウジングにはめ込むだけなのでモーター軸の高さが微妙に変化しやすく、その結果としてウォームギアと平ギアとのかみ合わせが不適切な状態が起こりやすいということです。
モーターが低くてかみ合わせがきつすぎると抵抗が大きくなかなか回りません。オリジナルの状態での不調はおそらくこれが原因ではないかと思われます。おそらく出荷前のテストではOKでも、輸送中の振動などでモーターの位置がずれたのでしょう。慣らし運転でわずかに改善されるというのもかみ合わせの状態が微妙に変化するからではないかと思います。

Faulhaberのモーターで位置調整を試みましたが、何しろかなりきつくはめ込むようになっているために適切な位置で止めるのが難しく、いったんうまくいったようでもいざ走らせてみるとダメだったり。

結局今はXコプターのモーターに換装した状態になっています。
なお、抵抗は入れていないので、1.5Vくらいから回って、5Vではもう超高速になります。オリジナルで100Ωを入れてあるのはこの調整のためでしょう。Zのパワーパックは10Vまで出ますので。
まずまず低速も効くようになりました。また、押さなくてもスタートします。(時々失敗することもありますが。)ただし、時間が経つうちに運転中の自らの振動でモーターがずれて不調になる可能性はありそうです。

走行の様子 → tram.wmv(369)

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