NOCHのレイアウトボードTessin(73cm×50cm)を使ったトランクレイアウトを作成しました。
レールプランはNOCHの指定通りで、二重ループの内周とオーバルの外周があり、二カ所にポイントで切り替えられる渡り線があります。渡り線にはそれぞれ一カ所樹脂ジョイントを使っているので、内周と外周は独立して運転可能です。逆に言えば、渡り線で渡らせる時は速度と方向を合わせておく必要があります。
建物はNOCHの指定と同じではつまらないので独自に調達して配置しています。トンネルになるような大きな山はないので、樹木も少なめで、全体としてはのんびりした山間の小さな村という感じでしょうか。
いくつかの情景をご覧ください。
アルミのトランクケースは、アクテック社(http://www.actec1972.co.jp/)と相談しながら、鉄道模型のトランクレイアウトに使いやすいように作ってもらいました。
ケースの外寸は79×56×27.5cmで、ケース+レイアウト+車両ケース+車両+ACアダプタで11.6kgです。NOCHには100×69cmというもう一回り大きなボードもありますが、取り扱いを考えるとトランクレイアウトにするのはこれくらいが限度かと思います。
レイアウトがトランクの底に沈んだようになっては見にくいので、浅い方が下で深い方が蓋になります。平置きにしたときの下面と、持ち手を上に縦置きにしたときの下面に、それぞれ樹脂製の足が付いています。大きさがあり、蓋の方が重くなるので、蝶番にはせず、両側とも金具が外れて蓋全体を外して使います。
蓋を外すとこのようになり、外した蓋は台にもなります。
蓋の内側には、車両ケースとACアダプタなどの小物を収納するポケットがあります。また、蓋の四隅には、誤って天地逆にケースを置いた時のための、レイアウトボードの支えがあります。
車両ケースは、面テープを外してスライドさせると取り外せるようになっています。長い客車で8両収納できるこの車両ケースもアルミ製で、これだけを車両運搬用に使うこともできますね。
レイアウトボードの固定は、堅めのスポンジを隙間に詰めるというシンプルな方式です。レイアウトボードを引き上げるためのベルトも装備しています。照明が切れたとか、追加したいとかのメンテナンスが容易なようにということで。
また、レイアウトボードはケースの周囲にある厚さ9mmほどの硬質ウレタンの支えの上に乗っていますので、下部にそれだけ余裕があります。コントローラー部の放熱板の厚みが納まり切りませんでしたが、この余裕のために問題ありませんでした。
レイアウトボード裏側はこんな風です。コントローラ部は自作です。Tipsでも紹介した、LT3080を使用した簡単なものです。9VのACアダプタを電源として、内周と外周が独立したレールプランなので、それぞれ用に速度調整のボリュームと方向切り替えのスイッチがあります。赤いスイッチは二組のポイントの切り替えです。
照明は建物の中と街灯があり、いずれも白色または電球色のLEDで、9Vの電源に対して三つを組にして直列(つまり一つ3V)にしています。
作成途中の様子です。NOCHのレイアウトボードは、山と芝生部分以外は全部が地の灰色なので、最初にレールを敷設する部分を茶色に塗りました。写真はその状態。
レールを釘で固定(柔らかいボードなので簡単)した後、レールとその下をさび色で塗りました。バラストは今のところ撒いてません。このままでもそう不自然ではないのですが、どうするか思案中です。
コントローラー部はボードをカッターナイフでくりぬいてはめ込んでいます。
NOCHのレイアウトボードを利用してのレイアウト作りははじめてでしたが、やはり地形を一から作らなくていいのはラクチンです。わりと柔らかい素材なので、レールの釘打ちや加工もしやすいです。その代わり、例えば山の部分などをうっかり何かに当てるとすぐへこんだり傷が付くという弱点もありますね。
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