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Tips(7)

雑多な記録その7です。

ロクハンモータへの換装

Spur Z Room のかがみさんが、メルクリンZの旧型モーター(自分でブラシを交換するようになっているもの)をロクハンのモーターに換装する試みをされています。
https://spur-z-room.com/tips-details/tips1/1-17
https://spur-z-room.com/tips-details/tips1/1-18

メルクリンも最近は新型のコアレスモーターへの移行が進んできていますが、まだまだ旧型モーターも現役です。しかしメルクリンモータは、ブラシや回転子が汚れやすく清掃が必要、消費電流が大きく車輪やレールが汚れやすい、という点でロクハンモータのほうが扱いやすいのは確かです。かがみさんはDCC化とあわせて進められていますが、アナログのままでもロクハンモーターへの換装はメリットがあると思い、私もやってみました。
結果的に、オリジナルでは100〜200mA台(ブラシや回転子の汚れ具合でかなり変わります)の走行時の消費電流が、30mA強になりました。元には戻せない改造にはなりますが、やる値打ちはありそうです。

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左が換装したもの、右がオリジナルです。

やり方は上記のかがみさんのページに詳しく解説されている通りです。
異なるのは私はDCC化はしていないので、オリジナルのアナログの基板を改造して使っています。

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上がオリジナル、下が換装したものです。オリジナルの基板のままでは、開口部が短くてロクハンモーターが納まらないので、削って広げました。この時、架線集電の切替ネジがどうしても邪魔になるので、架線集電は諦めることにして取り除いています。そのため、切替ネジがレール側のときに通電している箇所が切れてしまうので、短い線を半田付けしてつないでいます。また、モーターとの接続のための線材も不要なので取り除き、ロクハンモーターへの線は基板に半田付けしました。

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基板を裏から見るとこうなります。左がオリジナル、右が換装のために削ったものです。

石畳・壁面(3Dプリンター+和紙)

石畳やレンガの壁面の作成については、これまで様々な方法を試してきました。最近ではレーザーカッターを使って発泡素材のシートに目地部分を彫り込むという方法が比較的うまくいきました。しかし、結構時間がかかるのと、シートの厚みがあるのが、残る難点でした。

そこで今回は、3Dプリンターで型を作り、濡らした和紙をそこに押しつけて型取りする方法を試して見ました。できたのが次の写真です。色は付けていない状態です。

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3Dプリンターで作った型がこれです。石の大きさはZ用としてはオーバースケールですが、忠実なスケールにすると細かすぎてよくわからない状態になるので、あえて粗めにしています。

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使った和紙は書道用の半紙です。霧吹きで濡らして、型にかぶせ、スポンジを乗せて掌底でまんべんなく押しつけます。あとは乾かすだけです。

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この方法ですと、型を3Dプリンターで作るのは少し時間はかかりますが、あとはその型から短時間で何枚も作れます。紙ですので薄く、曲面にも使いやすい利点があるかと思います。色もアクリル絵の具で簡単に付けられます。

ロクハンレールへの給電線取り付け

ロクハンのレールでは、コントローラーからの給電線は、110mmや55mmなどの直線レールにその取り付け部があり、次の写真のように取り付ける仕組みになっています。

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しかし、小さなトランクレイアウトなどで直線部が限られ、その位置が給電線取り付けには適切でないという場合もあります。カーブレールを含めたどのレールでも好きな位置に給電線が取り付けられると便利です。その方法としては半田付けを用いるやり方もありますが、ここでは半田付けを使わない方法を考えてみました。

できあがりの様子が次の写真です。

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表側では細い金属線がレールの下をくぐるようになっていて、裏側ではその金属線と給電線とがよりあわされています。

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この写真は真横から見た様子です。矢印の箇所で金属線がレールに下にあります。○で囲んだ部分をみていただくと、枕木と枕木の間では真ん中にレールを支える突起があり、その両側には道床との間に隙間があることがわかります。この一方の隙間に金属線を通して反対方向に引っ張ってレールに押しつけるようにしながら、枕木の脇から道床の下へ金属線を通す、というのが基本的な仕組みです。
ただし上記の隙間は非常に狭いので、少し広げる必要があります。以下、そのあたりの工作を説明します。

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まず使った材料と工具です。左が単芯の電線で芯線の太さが0.32mmのものです。0.3〜0.4mm程度のものが適当かと思います。0.5mmでも可能ですが、短い距離の中で曲げて穴に通すことになるので少しやりにくいです。適当な長さに切り、被覆線を取り除いて芯線のみを使います。
工具は、被覆線を取り除くためのワイヤーストリッパー(なければカッターナイフなどでも可能)、ニッパー、先の細いペンチ、穴を開けるためのピンバイス(0.5mmなど線より少し太いもの)です。

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ピンバイスで、線を通すために上記の隙間を広げます。また、その隙間と反対側の枕木の脇で、下へ通す穴を開けます。道床側に向かって開けるようにして、枕木の下にもともとある穴に抜けるようにします。

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適当な長さの線を隙間に通します。そして線の両端を下へ通す穴に通します。

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給電線の端の被服を長めにむいて、レール裏側に出ている二本の線とより合わせます。このとき、まず二本の線を根元で何度かより合わせてよく引っ張るようにしておきます。これは表面側でレールの下をくぐっている線が確実にレールに接触するようにするためです。
給電線をレール横に出す場合は、そのための切り欠きをニッパーなどで作れば、完成です。レールを敷設するボードに穴を開けて下に給電線を出す場合は不要です。

わりとお手軽な方法かと思います。

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